一生に一度の成人式の振袖にどんな柄を選びますか?
折角なら高級な総絞りの振袖を着たい!!
しかし成人式の振袖に総絞りは古くてダサいイメージがあると思っていらっしゃいませんか!?
そんな総絞りの振り袖についてご紹介します。きっと自信を持って成人式に総絞りの振袖を着て参加できますよ!
総絞りってダサいのかな?
総絞りがダサいのかを考えるためにもまずは、総絞りについて学んでみましょう!
総絞りって何?
総絞りとは着物全体に絞り染めで柄を出したボコボコとしたのが特徴の着物のことをさします。
「絞り染め」とは
専用の器具を使い生地を結んだり挟んだりして染料が入らない箇所を作り、その後、生地全体を染めることで、立体的な柄を出していく伝統的な染めの技法になります。
この技法を手作業でやりますのでご想像通り大変手間がかかる染め技法ですね!
総絞り好きが語る魅力!
総絞りはダサいどころか、とても高級感のある魅力的な上品な振袖!
「絞り染め」の技法によって作られた総絞りの着物は華やかで高級感のある着物に仕上がります。
また総絞りの着物は、繊細で光と影の表情によって、柄に深みと立体感を出し、より一層優雅な印象を与えます。
振袖は、成人式などの特別なイベントに着用されることが多く、その場にふさわしい美しさや「格」が求められますので、
総絞りの振袖を成人式で着用することで、より美しい柄や色合いが特徴的に表現してくれて、着る人をより一層美しく魅力的に演出しますよ!
長く愛用できる!
総絞りの振袖は見た目には繊細に見えますが、結んだり挟んだりする工程で負荷がかかるので、元々の生地が丈夫にできているそうです。
私も知りませんでしたが、その為垂れものの中では総絞りは丈夫な着物なのです!!
もちろん着物の扱い・手入れは重要ですので、大切に扱うことで何十年と愛用することができます。
※垂れものとは
訪問着や小紋のような糸を反物などにした状態から染めている着物の事です。
着物が柔らかく張りがないのですぐに下に垂れてしまうので垂れものと呼んでいます。
圧倒的に周りと差がつく!
総絞りの振袖はとても手間がかかっている為、流通も少なくとても高価になり高級品となります。
周りのお友達で総絞りの振袖を着ている方はあまりいらっしゃらないと思いますので、間違いなく差がつきますね!
もし周りと同じ感じになりたくないとお考えでしたら、総絞りの振袖を着用することをおすすめします。
総絞りの着物は高い!?
総絞りの着物は高級品と言われているくらいお値段が高いです。
なぜならば、前途した手間や熟練した技術が必要なため、一般的な染め技法に比べると比較的高価になるそうです。
また、総絞りの生地には高品質な絹糸が用いられることが多く、素材自体も高価なものになります。
そう考えると総絞りの着物が高い理由が納得いきますね!
まとめ
成人式に総絞りの振袖は、ダサいどころかとても魅力的で上品な高級感のある「別格」とも言える振袖だったことがお分かりいただけたかと思います。
総絞りは昔からある伝統的な技法を用いており、また前途したように丈夫な為に、親子代々と受け継ぐことができます。その為古くてダサいというイメージになってしまうのかもしれませんね!
でも実際は逆で、総絞りの振袖は流通も少ない為とても希少で大変貴重な着物になります。
ぜひ上品な総絞りの振袖を着用して一生に一度の成人式に参加してみてください!
きっと一目置かれる存在になること間違いなしですよ!!
丈夫な総絞りは手入れ次第では、親子代々受け継ぐことができますので、下記の記事で着物の手入れ方法を書いていますので参考にしてくださいね!