卒業式の衣装の定番と言ったら、皆さん「袴」をイメージすると思います。
私も卒業式には「袴」を着用しました!
そんな「袴」ですが、着物文化の日本でなぜ卒業式の定番になったのか気になりませんか?
「袴」が卒業式に着用されるようになった理由をご紹介いたします。
女袴の歴史を勉強してみましょう
着物+袴という女袴のスタイルは元々は「ハイカラさん」と呼ばれる、女子学生のスタイル(制服)だったそうです。
当時の一番人気の袴の色は海老茶色だったそうで、その後の女子学生の定番色になりました。
袴は着物よりも裾を気にする必要が少ないので、自転車にも乗ることができました。確かに、着物より断然動きやすいですね!
しかし関東大震災により、裾や袖が長い着物ではいざという時に機能的では無いとされて洋服の機能性が高まり、昭和になると女子学生の制服は洋服になったそうです。
海老茶色ってどんな色?
海老茶色
卒業式の定番になった理由って何?
明治時代を舞台にした「袴を着た女子学生」のドラマが流行ったそうです。
その女子学生に憧れを持つ女性が多く出てきました。
日常ではさすがに袴を着用することは難しいので、卒業式に「ハイカラさん」の真似をして袴姿で参加する女子学生が増え大ブームとなり、卒業式に女袴を着用するのが定番となっていったそうです。
テレビの影響で今なお続いている定番になるってすごいことですね!
また、あの華やかな宝塚の卒業式の定番が「袴」のことからも、宝塚に憧れを持った女子学生たちが多かったという説もある様です。
いずれにしても、「憧れ」から定番スタイルになっていった様ですね。
まとめ
女性の「憧れ」の気持ちが無かったら「袴」という衣装は無くなっていたかもしれません。
着物文化の日本では、着物を着用するシーンは多々ございますが、「袴」を着用するシーンは今のところ卒業式しか思い浮かびません。
そう考えると卒業式には「袴」を着用して参加することをおすすめしたいです。