和装コートについて和装コートの種類!和装コートにも種類があるの!? でご紹介しました。
そんな和装コートは必要なの?と疑問を持つ方もいらっしゃいます。私も最初はそうでした。
和装コートの必要性と和装コートのマナーをご紹介します。
和装コートの必要性・マナー
代表的な着物の和装コートは道行(みちゆき)・道中着(どうちゅうぎ)・羽織(はおり)になります。
(もちろん、その他ウールのコート・ショール・毛皮をするのもOKです。)
コートですので、寒い時に必要とし、着用しますね。そして洋服と同じように、外から帰ってきたら部屋では脱ぎます。(羽織は部屋の中での着用可能です)ほとんどが防寒の為のコートになりますが、実はもう一つ理由があります。
それは和装コートの着用はマナーでもあるのです!!
和装コートが必要な理由の一番重要なことですね!
必要性(マナー)について説明します。
和装コートのマナーとはどんな事?
実は着物だけで出歩くのはあまり好ましくないとされています。
和装コートを着用する事は訪問先に埃や塵を持ち込まないという、相手に「配慮する」という気持ちの表れでもあるからです。
もちろん、見た目にも着物だけでは格好がつかないのもあります!
以前、まだ和装コートを持っていない時に、寒い時期の初釜に招待されたのですが、車で行くのでドアtoドアだから和装コートなんて着なくても大丈夫!なんて自分の事だけを考えていましたら、「着物だけで行くのは先方様に失礼にもあたるし、格好もつかないから、和装コートを持っていないのであるならば、せめてショールをかけて行きなさい!」とアドバイスを貰ったことがありました。
和装コートの必要性(マナー)を初めて実感した経験でした!
和装コートは自分の為ばかりではなく、相手への「配慮」も考えられるようにある存在なのです。
手持ちのストールやマフラーで代用しよう!
和装コートのマナーは分かったけれど、なかなか出番のない和装コートまで、揃えられないって方もいらっしゃいます。
そんな時には手持ちのストールやマフラーを和装コートの代わりにしても大丈夫です。
和装コートのマナーを頭に入れつつ、代用できるものは代用して、無理のないように着物を楽しんでもらいたいです!
まとめ
着物を着ていく上でこのようなマナーを知ると、さりげない「配慮」も身についていくので、自然と行動や所作なども変わってくるように感じます。
着物を知ると昔の人の考え方や、今でも残る習慣の本当の意味だったりを知ることができますので、着物という伝統を多くの方が身近に感じられるようにしたいと感じました!!
和装コートの種類・着用シーンや必要性がお分かりいただけたかと思います。
和装コートをお持ちでない方は手持ちのショールで全然構わないのです。
一番必要で大切なことは相手への「配慮」です!!
「和」の世界は相手への思いやりが詰まった行いや考え方をする事が多いですね!!